素晴らしき人生かな?

みた映画の感想とかライブレポとか。

『デッドプール2』ネタバレ含む感想

お久しぶりです。

今年はアベンジャーズデッドプールジョシュ・ブローリンのファンにはたまらない1年なのではないでしょうか?ということで(どういうことで?)デッドプール2を見てきました。そして自分はジョシュ・ブローリンのファンではないです。

以下ネタバレ含む感想になります。

 

開幕ウルヴァリンのオルゴールですね。オルゴールってなんですか?劇場大爆笑。自分も死ぬかと思ったよ。ウルヴァリンを殺したスタジオ、トチ狂ってますね。

話もまぁわりと「これまぁヴァネッサ死んでなかったら別にガキ助けようとも思わねぇよなぁ」と思うところがあったのですがキャラの扱いの雑さも相まってどうでも良くなりました。だって、あんな、あんな死にます…?

あとは「差別」ってワードがたくさん出てきましたね。人種、性別、体型。いろいろな形の差別が出てきました。まさかこのシリーズでそんなワードを扱うとは思ってなかったのでいやはや、驚きです。でもそんなメッセージの送り方がデッドプールらしくて良かったです。あんくらいのフランクさで伝えてくれると問題も重く受け止めるというか、すらっと受け入れられる感じで。

過去に戻ってどうするか?のテーマも良かったです。ケーブルのサノスいじりもあってかインフィニティ・ウォーがずっと頭の中をよぎってました、ホークアイとブラック・ウィドウは普通の人だからいいんです(普通なのか?)

 

話がまとまってないのでしめますが、前作を軽々と超える面白さでした(これは個人的意見ですが)。開幕で「ローガンがあんなことするから期待上げやがってよ」みたいなことも言ってたけど、自分的には全然期待以上でした。R15のグロさを前面に出しつつも笑わせてくれるのは素晴らしい映画です。デッドプール2、オススメでしかない。

 

 

あ、グリーンランタンって面白いんですか?

今年5月までに見たおもしろい映画

あくまで今年みたものなので今年公開したものだけではないです。今年みたものです。

 

1.コンスタンティン

こんなかっこいい映画、あっていいんですか?

アクションはないですが主人公コンスタンティンのひねくれっぷりとタバコを吸うカッコよさ、カッコよすぎ…。キアヌ、キアヌカッコよすぎ…の声が止まりません。ストーリーも厨二心くすぐる祓魔師系。面白くないわけがない。100億点。

 

2.キング・コング 髑髏島の巨神

人間があまりにも弱い。最高です。最高の一言に尽きる。主人公全然目立ちません。毒ガスの中ガスマスクつけて刀で戦うシーン、めちゃくちゃカッコいいんですけどね。あまり目立たない主人公軍団でした。しかし人間は最弱!コングこそが神!といった生物ヒエラルキーを覆すことなく終わったのが素晴らしい。続編も楽しみです。

 

3.マイティ・ソー バトルロイヤル

GOD OF THUNDER!!!!!

ソー、めちゃくちゃカッコよすぎますね。冒頭から笑わせに来てソー1.2の陰湿な感じが全くなくて良かったです。前作までは薄暗い画面だったのも本作ではサカールがめちゃくちゃカラフルなので飽きることなく楽しめました。別にソー1.2が嫌いな訳では無いんですけどね。元気な方がソーはいいですよ。

 

4.ジュラシック・ワールド

人間、あまりにも醜く、クズ。

しかし人間、死ぬ。私利私欲に塗れた人間は噛まれるか吹き飛ばされるか踏まれるかで死にます。なんと心地よい。1を見ずに2を見に行くことになったので今更ながら見たのですが、これをみたあとにも2でブルーの遺伝子どうのこうのって、マジで人間ゴミすぎませんか?

 

5.ラ・ラ・ランド

夢と恋愛の両立の難しさを伝えた映画だと思っています。自分はセブとミアが駐車場みたいなところで青紫っぽい夜景をバックに踊るシーンが狂おしいほどに好きです。終盤のシーンも色々な考察のある作品で、音楽も素晴らしく大変美しい映画だと思います。ライアン・ゴズリングは報われない役が多い気がしますね。

 

6.ジョン・ウィック チャプター2

前作では大事な大事な子犬を殺されたジョン・ウィックですが今作では思い出の詰まった家を爆破されます。そろそろ可哀想に思えてきますね。

彼の強さもパワーアップし鉛筆で人を殺してみたりキングスマンよりアナログな感じの防弾スーツで敵を返り討ちにしたり、スケールが上がってます。終わりが見えませんね。チャプター3のあらすじはやばいと思います。

 

7.ゴーストバスターズ 2016年Ver.

とち狂ったやべーヤツらしか出てきません。愉快すぎる…。笑いに全力投球しつつ、友人間の小さな蟠り(なのかな)もしっかりと描写されていて良い。最後のシーンの祭り感が最高に好きです。こちらも続編がどうたらこうたらといった話を耳にしたので大変楽しみです。エンドロールはクリス・ヘムズワースのダンスを楽しみましょう。

 

8.ナイスガイズ!

ポンコツおじさんと強いくまみたいなおじさんが頑張る映画ですね。アンガーリーライスちゃんがめちゃくちゃ可愛いのでそれだけでも見る価値が十分にあるのですが、登場人部のキャラの濃さもおかしいですね。おかしくないですか?主人公が序盤で後の相方に腕折られる映画は始めてみました。

 

9.アベンジャーズ インフィニティ・ウォー

助けて欲しいです。

 

以上になります。

『レディ・プレイヤー1』ネタバレ含む感想

レディプレ!観てきました。こちらの作品に関しては全く事前に調べていなくて、知ってることについては「多くの有名なキャラクターが登場する」「映画ネタが多い」「シャイニングみてると楽しい」位のものでした。

ホラー映画を観ることの多かった自分にとって「シャイニングをみてると楽しいとは一体…?」という気持ちが強く、じゃあ行こう!みたいなノリで劇場に足を運びました。高校生なのでフットワークも料金も軽いですね。

以下ネタバレを含む感想となります。

 

この作品、圧倒的に場面内の情報が多いのですがいやこれは凄いです。ストーリーが簡単なので本当に頭にスラスラ入っていくんですよね。

多くの有名キャラクターが登場すると言いました。そちらを探すのに夢中になっても問題ありません。だって話がわかりますもん。

そしてなによりも、セリフが本当にいいんですよ。「現実がリアルなんだ」最後の方に登場するこのセリフ。この映画を象徴するセリフでした。

あとは、基本的にオアシス内で話が進むのですが(体感ですが6:4くらいでオアシスの場面が多く感じました)、現実での話が濃いんですよ。主人公のウェイドの家族代わりの人が割と酷かったり、家が爆破されて家族代わりの人が死んだり。オアシスどころじゃないです。現実はディストピアです。

でもその対比がこの映画にとって重要なんじゃないかなと。なりたいものになれて、オアシス内でミッションをクリアしたら現実でも一攫千金、人生逆転の可能性だって生まれる。現実を成功させるためにオアシスにのめり込む。そういう対比が素晴らしかったです。

だからといって現実が悲惨なだけじゃない。オアシス内でウェイドと関わってくれる人達は温かく、また互いに支え合います。ウェイドの家族と言っても過言じゃないでしょう。そんなバランスの良さがこの映画の素晴らしい点だと思います。素晴らしいエンターテインメント作品でした。オススメです。

 

あ、シャイニングは絶対みといたほうがいいですよ!笑 絶対ってほどじゃないですけど、みたほうが楽しめます!

ポルノグラフィティのライブに行った

15thライヴサーキット『BUTTERFLY EFFECT』に参加しました。

一生ポルノのファンでいよう、ずっとそんなことを思いながらアホになった。楽しいライブだった。ネタバレはあるかもしれないけど、自分ではできるだけボカしたつもり。

今回のライブは、アルバムをひっさげた上でのツアーだった。しかし、アルバムの曲だけでなく古い曲も演奏した。ちょっと泣きそうだった。

自分はワンモアタイムでポルノにハマった人間で、サウダージやアポロの頃からのファンではないし、3人時代の話なんかほぼ無に近い知識だ。そんな自分でも彼らの力強さ、衰えを感じさせないパフォーマンス、挑戦心はわかっているつもりだ。今回のライブはその全てを、全力投球するようなライブだった。本当によかった。休む間も与えなかった、疾走感にあふれていて時間を忘れさせてくれた。

セットリストに自分が多分ポルノ楽曲の中でダントツ1番好きな曲があった。4曲目の歌だ。

この曲はアルバムの曲じゃない、なんならもっと前の曲。でも今聞いても古さを感じさせないで、逆に「新しさ」を感じさせてくれるような曲。本当に、大好きだ。ぶっちゃけ、この曲を生で聞けると思ってなかったし、この曲を15thという節目のツアーでやってくれるとも思ってなくて、目の奥が熱くなった。「こんな挑戦をするか?このタイミングで、この曲をやるか??」そんな考えもよぎった。でも、やるのがこのバンドで、このチームだ。これが現時点、デビュー18年目のロックバンドだ。かっこよすぎる。本当に嬉しかった。自分のためのツアーじゃないし自分のためのセトリじゃない。そんなことはわかってる。それでも『このパフォーマンスは自分のためにある』そう勘違いしてしまった。勘違いじゃないのかもしれない。初めてこのツアーに参加した1月20日からずっと思っている。

他にも、自分が本当にどうしようもなくて、無駄な人間だってことに悩んでいた時期にずっと聞いていた曲も演奏した。その曲は、「弱い自分を肯定して一緒に戦ってくれる」そんな曲だと思ってる。多分間違ってないと思う。

あともう一つ強くわかったのがポルノグラフィティがとてもハングリー精神に満ち溢れた人たちだってことがわかった。晴一さんはアルバム名について「僕らの曲は例え小さな雨粒一つでも、それが回り回って大きななにかになればいい」みたいなことを言ってた。本当に謙虚なんだなぁって思ったんだけど、謙虚なだけじゃなくて、昭仁さんは「自分はすぐ調子に乗って胡座をかいてしまうけどそれだけじゃいかん」って言う。自分からしたら彼らはもうずっっと鳴り止まぬ歓声をあびる遠い世界の人間。なはずなんだけど、遠い世界の人間はまだその世界に満足してない。もっと上の表現力を目指してる。そんなハングリー精神に自分は「まだまだだな」って思う。

自分はあまり他のバンドを強く聞かないからわからないけど、ポルノグラフィティの応援ソングって「弱くてもいいから一緒に戦ってみよう」みたいなニュアンスの曲だと思ってる。だから、「本当にどうしようもない無駄な人間だ」ってなった時も、それでいい。と肯定してくれるポルノグラフィティの応援ソングが本当に大好きだ。それだけじゃない、MCでも昭仁さんはファンに「お前ら最高じゃ、自信持ってけ、胸張ってけ」と毎回言ってくれる。自分はその瞬間が本当に好きだ。大好きな人間に、最高と言ってもらえるのが本当に幸福で、これからも頑張ってみよう。ってずっと思えるから。

だから自分はこれからも『ポルノグラフィティ』のファンであろうと思うし、『ポルノグラフィティ』のライブに胸張って、自信持ってアホになるために精一杯生きようって思う。

1月20日の鹿児島公演

3月12日の大宮公演 どちらも、最高だった。

 

勢いで書いたから支離滅裂かもしれないけど、まぁアホになるから大目に見て欲しい。

 

カメレオン・レンズ(初回生産限定盤)(DVD付)

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グレイテスト・ショーマン ネタバレ含む感想

グレイテスト・ショーマンを見てきました。

私はラ・ラ・ランドを実は流し見でしか見ていないのですがそういった方でも音楽のスゴさはハマれると思います。

 

この作品のすごいところはヒュー・ジャックマン演じる、主人公『PT.バーナム』が完璧な人間として描かれていないところだと思います。なので感情輸入がしやすいというか、私自身感情輸入をするタイプではないのですがどういう考えで動いているのか、私でもこうするかもな。といった考えがしやすいキャラになっているのがまずすごいなと。

彼自身自らの人生を「クズのような人生」と自嘲するシーンがあるのですが、それを踏まえた上で見ると「サーカスを批判されてもそれを逆手にのし上がる」「底抜けにポジティブ」「話がうまい」といった点があり、生い立ち関係なく彼の才能を感じざるを得無い状況になるんですよね。そしてそのクズのような人生からのし上がっていくストーリーという考えでもいいかと思います。

まずこの舞台となってるサーカス、自分の肉体に欠点がある人が多く出てきます。しかし彼はそこから別の長所、欠点を長所に変える、そういうことを自然に行う。それが素晴らしいなと。

もちろんバーナム自身にも欠点がないわけではありません。家族に相談をせず超豪邸を勝手に買ったり、サーカスを放置してしまいます。後者に関しては私も「マジかよコイツ」となりました...笑 しかしそんな一人で突っ走りがちのバーナムを支えてくれていたのは家族でした。家族愛も含まれている映画、あまりにも完璧な家族。しかし、そんな家族も一度は崩壊しかけてしまいます(そこに関しては劇場で見てくださった方が楽しめるストーリーだと思います)。ですがやはりバーナム、家族もサーカスも信頼を取り戻します。破滅からの再生も描かれています。本当に元気になれます。

そしてなんといっても一番の見所は『歌』でしょう。この映画にはバーナムの娘2人も出てくるのですが、声が可愛らしい...!幼い声から生まれる夢あふれる英語詞は本当に破壊力が凄まじいですね。もちろん娘だけじゃありません。キャスト全員歌がめちゃくちゃにうまいです。ライブをしてほしいレベルです。むしろ劇場がライブでした...。サウンドトラックを2本しか購入していない私ですら「欲しい!!」とうなったくらいに中毒性があります。本当おすすめ。ちなみに私はまだ購入できていません。

しかも歌がうまいだけじゃなく歌詞に魅力が詰まっていると思います。底なしにポジティブなんですよね。この映画あってこそこの音楽だなと、ひしひしと感じます。

私は見た時期いろいろと憂鬱だったりしたのですが、鑑賞後はいろいろとポジティブになれる。そんな作品でした。ミュージカル風なのでまぁそこは好き嫌いが分かれるとは思いますが、ぜひ一度はみてもらいたいな。と、そんな風に感じる映画でした。大変おすすめです。

 

 

グレイテスト・ショーマン(サウンドトラック)

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