素晴らしき人生かな?

みた映画の感想とかライブレポとか。

グレイテスト・ショーマン ネタバレ含む感想

グレイテスト・ショーマンを見てきました。

私はラ・ラ・ランドを実は流し見でしか見ていないのですがそういった方でも音楽のスゴさはハマれると思います。

 

この作品のすごいところはヒュー・ジャックマン演じる、主人公『PT.バーナム』が完璧な人間として描かれていないところだと思います。なので感情輸入がしやすいというか、私自身感情輸入をするタイプではないのですがどういう考えで動いているのか、私でもこうするかもな。といった考えがしやすいキャラになっているのがまずすごいなと。

彼自身自らの人生を「クズのような人生」と自嘲するシーンがあるのですが、それを踏まえた上で見ると「サーカスを批判されてもそれを逆手にのし上がる」「底抜けにポジティブ」「話がうまい」といった点があり、生い立ち関係なく彼の才能を感じざるを得無い状況になるんですよね。そしてそのクズのような人生からのし上がっていくストーリーという考えでもいいかと思います。

まずこの舞台となってるサーカス、自分の肉体に欠点がある人が多く出てきます。しかし彼はそこから別の長所、欠点を長所に変える、そういうことを自然に行う。それが素晴らしいなと。

もちろんバーナム自身にも欠点がないわけではありません。家族に相談をせず超豪邸を勝手に買ったり、サーカスを放置してしまいます。後者に関しては私も「マジかよコイツ」となりました...笑 しかしそんな一人で突っ走りがちのバーナムを支えてくれていたのは家族でした。家族愛も含まれている映画、あまりにも完璧な家族。しかし、そんな家族も一度は崩壊しかけてしまいます(そこに関しては劇場で見てくださった方が楽しめるストーリーだと思います)。ですがやはりバーナム、家族もサーカスも信頼を取り戻します。破滅からの再生も描かれています。本当に元気になれます。

そしてなんといっても一番の見所は『歌』でしょう。この映画にはバーナムの娘2人も出てくるのですが、声が可愛らしい...!幼い声から生まれる夢あふれる英語詞は本当に破壊力が凄まじいですね。もちろん娘だけじゃありません。キャスト全員歌がめちゃくちゃにうまいです。ライブをしてほしいレベルです。むしろ劇場がライブでした...。サウンドトラックを2本しか購入していない私ですら「欲しい!!」とうなったくらいに中毒性があります。本当おすすめ。ちなみに私はまだ購入できていません。

しかも歌がうまいだけじゃなく歌詞に魅力が詰まっていると思います。底なしにポジティブなんですよね。この映画あってこそこの音楽だなと、ひしひしと感じます。

私は見た時期いろいろと憂鬱だったりしたのですが、鑑賞後はいろいろとポジティブになれる。そんな作品でした。ミュージカル風なのでまぁそこは好き嫌いが分かれるとは思いますが、ぜひ一度はみてもらいたいな。と、そんな風に感じる映画でした。大変おすすめです。

 

 

グレイテスト・ショーマン(サウンドトラック)

グレイテスト・ショーマン(サウンドトラック)