2019年に観た面白映画
お久しぶりです。今年も終わるということで2019年に観た面白映画のまとめをしようと思います。
2019年に観た、というだけなので公開自体は2019年以前の作品も紹介しますので悪しからず。それでは行きましょう。
1.ジョーカー(2019年公開)
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いやー、本当に面白かったです。ストーリー云々より、個人的にはホアキン・フェニックスの演技に圧巻されました。彼は本当すごいですね。アーサーからジョーカーへの切り替えはもちろん、社会に見捨てられた人間の情けなさ、悲痛さ、哀れさ、全てが詰まった演技で見ているこちらの息が詰まるような演技でした。
ストーリーもかなり展開は早く、退屈と思うシーンは少なかったように感じます。
元々ジョーカーという存在は、バットマンという存在があってこそさらに輝く存在だと思っているのですが、本作ではバットマンは登場せず、あくまでジョーカーの作品。というのがかなり伝わりそれも好印象。音楽の使い方やカットの魅せ方もとても上手で作品に対する没入感が凄くてとても良かったです。
ブルーレイとスチールブック予約しました。同じ映画を2個買うのはコンスタンティン以来です。
2.ナイトクローラー(2014年公開)
人間の欲深さ、また報道の過激さについて描かれた作品ですね。
主人公ルイスは一発逆転を目指し、過激な事故現場などを撮影しテレビ局に売ることで金を稼いでいるのですが、その撮影する映像の過激さに色々と考えさせられました。
日本はかなり報道する映像に対して注意を払っているのですが、海外は違うんですかね?どちらにせよ本作ではその報道する映像にもフォーカスを当てていて、過激だからいいのか?とか、色々思うことも。
ルイスは段々、過激な映像を求めるが故に犯罪にも手を染めてしまうんですけど、まぁサイコパスなんで「まぁそんなん関係ないし」とか、軽いノリで人として越えては行けないラインを軽々飛び抜けるんですよね。でもこれって別にサイコパスだから、というのはもちろんあるにしても我々にも当てはまるところがあるんじゃないのか?とかそういうことを考えるとかなり恐ろしい作品でした。
3.渇き。(2014年公開)
まず、見終わった時の感想は「気持ちわりぃな…」でした。登場人物全員狂人。主人公は頭がおかしいしその娘も頭がおかしい。ある意味では蛙の子は蛙、といった感じの親子でしたね。
行方不明になった娘加奈子を探すため奔走する精神を病んだ刑事の主人公藤島。娘の周りを漁っていくうちに親でも知らない加奈子のアクマ無部分が見えてきて。みたいな話です。
ひたすらに気持ち悪い、人間の負の部分をひたすら見させられ続けるのですが、この作品は何がすごいってそのテンションを保ったままエンドロールに突入するんです。脳を直接シェイクされる感覚に陥りながら、グチャグチャにされた時系列を辿ってエンドロールにたどり着いた時、かなり快感でした。
こういう作品いいですよね本当、笑っていいのかダメなのかわからない作品。そういう時は笑えば大概スッキリします。
4.ピーターラビット(2018年公開)
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イギリスが生んだウサギVS人間のアウトレイジな作品ですね。互いに本気で命を狙い合う作品です。一人の女性をかけて。ウサギが、ウサギがです。面白いですね。
コメディなので誰が見ても基本楽しいとは思うのですが、食品アレルギーをネタにしてるという点でかなり批判も起きた作品なのでそちらはお気をつけて。
まぁこのようにブラックな、かなりキツい描写の多い作品なのですが吹き替えもかなり面白く、オススメな作品です。
私はこの作品の中だと畜生ウサギ(主人公)が人の家に動物を勝手に大量召集かけて地獄絵図を生み出すシーンが特に好きです。
ちなみにこちらの作品、続編も決定していますので今のうちにいかがですか?
4.スパイダーマン:スパイダーバース(2019年公開)
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まずアメコミ作品ってかなり「これを見てないといけないんでしょう?」ですとか、そういうかなり壁のある作品だと思っているのですが、こちらの作品はそういうの全く関係ないんで大丈夫です。そしてアニメーション作品としてもこの作品は凄いんですよ。まずは作品の良さから
突然すごい能力を持つことになり、スパイダーマンとしてならくてはいけないことになった、マイルズ・モラレスという少年が主人公のこちらの作品。ヴィランの巻き起こした事故から違う世界の同じスパイダーマンと出会うことになるのですが、このスパイダーマンたち、めちゃくちゃ良いキャラしてるんですよ。
ピーターを救えなかった世界のグウェンや、MJと結ばれなかった世界のピーターを中心に、様々な世界線で活躍するスパイダーマンが集結するのですが、めちゃくちゃアツくなれました。戦闘シーンもカッコよく、そしてスタイリッシュで飽きることなく楽しめました。
5.俺たちニュースキャスター(2004年公開)
ビビるほどひどい(褒めてます)コメディ映画。モラルも何もかもあったもんじゃない映画です。多分誰が見ても楽しい。オススメです。
話の内容はほぼゼロなので紹介しません。面白いけど。
6.神と共に(2019年公開)
韓国で制作された映画を観るのは今年が初めてだったのですが、とても圧巻されました…!
第一章では主人公であるドクチュン、ヘウォンメク、カンニムの3人の使者と共に、とある事故が原因で亡くなってしまった救命士のジャホンという青年が7つの地獄を巡りその地獄で前世の罪を裁判し、ジャホンに転生する価値があるのかどうか。というストーリーである意味では地獄の紹介とも捉えられる作品で、続編となる第二章では使者3人の過去に視点を向けた作品となっているのですが、どちらもアクションあり、笑いあり、そして感動もあり。とてんこ盛りな作品で…!
またテーマも『許し』という広い概念なのですが、その許しの描き方がとても上手で。